こんにちは!アキラです。
今回の記事では『RSIやストキャスティクス』などのオシレーター系のインジケーターを実践に活用していく方法や、やりがちな間違った使い方について解説していきます。
よくオシレーター系での手法と聞くと
『ストキャスティクスが80以上、20以下でクロスしたら売りだ買いだ』
『RSIが70以上は買われすぎだから売り、30以下だと売られるぎだから買い』
などなど、あげたらキリがありませんが沢山の情報が飛び交ってしますよね。
しかし、それを鵜呑みにして実践してみたら
あれ?勝てないぞ…
と、思われた事はありませんか?
そして
『RSIとかストキャスって全然使えないじゃん。』
とよく初心者の方は思われがちですが、それは大きな間違いです。
単純にオシレーターの正しい使い方を知らないだけです。
例えば下記の5分足のチャートを見てください。
ストキャスティクスが売られすぎている20以下のところでクロスしたいわゆる買いのポイントになる所をピックアップしてみました。
どうでしょうか?
全く勝てませんよね笑
あくまでも5分足チャートをベースにクロスしたら5分でのエントリーを仮定したものですが、かなり酷いです…
ですがこれはストキャスティクスが使えないインジケーターという事ではなく、正しい使い方ではないだけなんですね。
その正しく使えない罠が下記のチャートです。
これは5分足から15分、1時間、日足と時間軸を長くしていったものです。
トレードで注目すべきは長期足ですよね。
理由は『今どの時間軸でチャートが引っ張られているのか?』を理解することによって適切なトレンドフォローやエントリーができるからです。
つまり、長期的な下降トレンドに対して適さない上昇エントリーをストキャスティクスからしてしまっている。これが罠だったという事が分かりましたね。
では、原因が分かった所で
適切なエントリーができる使い方を把握していきましょう。
今回はRSIやストキャスティクスなどで確認できますがダイバージェンスを利用したエントリーを紹介します。
ダイバージェンスとは、チャート上では高値や安値が更新されている事に対してオシレーター系などが逆行している事です。
この現象はトレンド転換のサインとよく言われますが、正しくはあくまでも相場の心理的な状況が弱気になったというサインです。
もちろん今回のチャートでもダイバージェンスは発生しています。下記の画像をみてみましょう。
長いヒゲをつけているとは言え、高値を更新していますがストキャスティクスは逆行している事が分かります。
この様にチャートとインジケーターのアンマッチをダイバージェンスと言います。
そして、上記のダイバージェンスを細かく分析していくと
長期的な下降トレンドが発生しており、5分足で見るといったん高値を更新した所がダイバージェンス担っている事が分かります。
ここで気づいた方もいるかもしれませんがダイバージェンスには2種類あり、今回は期待度が高いダイバージェンスです。
つまり、長期的なトレンドに対して短期で発生したダイバージェンスのサインが長期方向と同じという事です。
逆に長期的に下降トレンドが発生している中で、上昇方向へのサインとしてダイバージェンスが出た場合はあくまでも一過性のものになる可能性が高く、信頼度が低いという事です。
なので上記のチャートからはいったん高値を更新しましたが、上昇への勢いは弱まり再度下降に転じている事に期待ができるという事ですね。
また、大きな上ヒゲをつけた事によって売りの圧力がかかるゾーンになることも見えてきましたね。
下記のポイントをみてみましょう。先のチャートではちょうど売りがかかるゾーンに差し掛かったポイントがあります。
そしてプラスアルファでダイバージェンスも起こっており、ストキャスティクスも買われすぎのポイントでクロスしている事が分かりますbね。
ストキャスティクスだけでなく、複合的にみてもかなりエントリーに期待できるポイントだという事が分かります。
この様にオシレーター系は単体で使うのではなく、トレンドを判断してラインでさらに絞っていく事によってかなりの効果を発揮する事が理解できたと思います。
また、ダイバージェンスも見ての通り一過性ではなくしっかりと下降のトレンドがその後も継続している事も分かります。
勿論、上記のダイバージェンスなどの内容はRSIでも確認は可能です。
それについては下記のチャートを見てください。
長期足で上昇のトレンドが形成されており、ピンクの縦線の範囲内で5分足を見たときに
RSIのダイバージェンスが上昇方向への押し目となり、そこからさらに価格が伸びている事が分かります。
この様に期待度が高いダイバージェンスは長期的なトレンドの押し目や戻り目となりやすいことが今回の記事からわかると思います。
なので、是非あなたもオシレーター系などその他のインジケーターは単体で見て判断するのでなく、複合的に見ることで精度の高いエントリーを心掛けてみましょう。
動画での解説は下記のリンクからです。